以前、英国に駐在されていた方に良いお知らせです。 

 

英国である一定期間駐在され、お仕事をされていた方は英国の年金の受給資格があります。 

2006年に英国の年金に関する新しい法律が実施されました。 この法案は英国以外の国に住む英国の年金受給者が対象です。 元々は英国外で余生を送る英国人の為に実施された法案ですが、英国の年金の受給資格のある人であれば全ての国籍の人が対象になります。 

 

年金受給者は下記の選択肢があります。 (既に英国での駐在を終えた方で、英国で引退生活をする予定の無い方が対象です。 更にNational Insurance Numberをお持ちで税金を払われていた方が対象になります)


) もし55歳以上で現在の年金額が2万ポンド以下であれば、その金額を全額受け取ることができます。 

 

2)そのまま英国の年金プランを継続する事が可能。 この場合はある時期までに、年金を受け取る手続きをする必要があります。 もし、何もしなかった場合は年金は受け取れません。 年金は貯まっている金額から定期的に支払われます。 受給者が早期に死亡した場合は配偶者に年金の一部が支払われます。 その場合は相続の手続きをする必要があります。 その相続の手続きは非常に面倒です。 

 

3)現在ある年金額全額を英国外に出す事が可能。 このオプションが2006年から実施されたルールです。 

 

もし、駐在期間が3年間以上の場合ですと、2)又は3)の対象になる場合が多いですが、3)の方がメリットが高いです。

 

上記で述べた2006年から実施されている法律は3)に関する事です。

 

2006年から実施されているルールのメリットは下記の通りです。

a) 通常の方法で年金を受け取る場合は英国に対し決められた税金を支払わなければならないが、年金を英国外に出してしまうと、英国の課税対象から外れる事になる。 従いまして、より多くの年金額を受給できます。

b) 個人名の金融口座で各個人で管理可能な年金プランが設定できる。   

c) 年金総額の30%を直ぐに引き出せる。 通常の年金プランだとその様な一括での引き出しはできない。 

d)早期に死亡した場合は年金額の全額を遺族に相続する事が可能。 通常の方法(2)の場合)だと、全額は相続できなく、手続きも面倒。  

e) 独自で海外の有利な資産運用ができる。 オフショアでの運用。 

 

上記の法律はQROPS と呼ばれているのもで、英国政府が英国で仕事をした納税者に対して与えた権利で、税的メリットが高く、相続も可能な年金制度です。 英国で仕事をされて納税された方で、今後英国に戻って生活をされない方であれば、国籍を問わず、誰でも対象になります。

 

QROPS は英国政府が認めた金融センターでのみに年金のお金を移動できます。 ある一定額以上の年金がある方であれば、このメリットを得る事ができます。 この認定された金融センターは世界中にありますが、日本は対象外になっています。 日本でQROPS に関する情報が浸透していないのはその様な理由からです。 通常通りに年金を受け取るよりも、QROPS を利用する方が遥かにメリットはあります。  

 

QROPS に関してはネットで検索できます。 英国政府のサイトを含め多くのサイトから色々な情報が入手できます。

 

数年間英国で駐在されていた方であれば、1000万円以上の年金は貯まっていると思います。 その金額の30%のお金が直ぐに引き出せるという事だけでも大きなメリットです。  又、全てのお金の給付を受け取る前に亡くなられた場合でも、残りのお金はそのまま遺族の方に残す事が可能です。 余生を英国外で過ごされる方にはQROPS をお勧めします。

 

QROPS を実行する場合は事前の調査が必要になります。 QROPS を希望しても、最終的には英国政府の許可が下りないとお金を英国外に出せません。 この場では概念のみで、詳しい説明は省略いたします。  

 

QROPS の事前調査及び提案、設定に関しては手数料等を事前に支払う必要はありません。 QROPS の金融センターが英国政府により指定されている1つの理由は、法外な手数料を欲求してくる悪徳な代理店から年金受給者を守る為で、QROPS を設定する代理店は定められた報酬の枠内でサービスを提供します。   

 

将来、英国に戻って生活をしないのであれば、QROPS の実行をお勧めします。